渚の更年期はつらいよ

子なし更年期セラピストの不調をリアルに体験・発信するブログ

「あん」樹木希林 最後の主演作

こんにちは  更年期真っ只中

リラクゼーションセラピストの渚です。

 

いつもは更年期ネタを書いていましたが、今日は私の趣味である映画についてお話ししたいと思います。

 

私は映画が好きで、コロナ前はよく映画館にも足を運んでいました。

 

今年の3月以来、電車にも乗っていませんし、映画館にも行ってません。

車で行けないことはないんですけど、なんとなく自粛というか・・・

やはりコロナのせいで・・・

 

しかし、今は最新映画以外は、いくらでも自宅で観ることができる便利な世の中です。

うちも今、Amazonプライムの無料体験中でして、さっそく1本観てみました。

 

 

 

 

ホラー以外はわりといろんなジャンルを観ますが、私が1番好きなのは「食べ物」が題材の映画です。

 

食堂だったり、カフェだったり、お酒でもパンでもお弁当でも、とにかく口に入る食材をテーマにしたものなら何でも観たいほうです。

 

こういったテーマのものは、断然邦画が多くて、実に淡々とストーリーが流れていき、出てくる役者さんも味があって、「すごく面白い!」というのとは違いますが、なんとなくほっこりするとか、考えさせられるとか、落ち着いて鑑賞できるんです。

 

それに、映画を見終わったあと、必ずその映画に出てきた食べ物が食べたくなる。

 

更年期と関係あるかは人によるかもしれませんが、私の場合、今まで出来ていたことが出来なくなる事があります。

 

例えば、今までだったら「あれもこれも」一度に出来たのに、できなくなった。

例えば、料理をするのが面倒になった、やる気がしなくなった。など

 

料理をしていると火を使うのでホットフラッシュが頻繁に起こることがあります。

そのたびに、汗を拭いたり扇風機を回したり、立っているのが辛くなって休憩したりと

以前より時間がかかり疲れるのです。

 

これは家事全般に言えることかもしれませんね。

 

なので最近は、映画もハラハラドキドキするものより、落ち着いてのんびり観れるものを好んでリラックスしようとしているのかもしれません。

 

それに調理をしているシーンが好きなんです。

 

美味しそうな料理を観ると自分も作りたいなと、意欲が沸いてきたりもしますから、やる気がなくなってる時や、ストレスが溜まってる時にリセットする意味もあるのかもしれません。

 

今日はAmazonプライムビデオで初めて観た樹木希林主演「あん」の感想を書きたいと思います。

 

 

樹木希林最後の主演作「あん」

 

あらすじ

 

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の張り紙を見て、そこで働くことを懇願する1人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく・・

 

 

 

 

感想 

生前の樹木希林さん最後の主演作なんですよね・・・共演に実の孫、内田伽羅さん。

本木雅弘さんの娘さんです。当時話題になってたのは知っていましたが、「あん」?

あんこの「あん」?という感じで内容は知らずに「あんこ」が出てくるお話だと思って観ていました。

 

 

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なんだか見覚えのある黄色い電車が走っています。冒頭で桜が満開のシーン、黄色い電車、なんとなく見たことのある風景。

 

えっ??ここはもしかして東村山市?

皆さんもご存じですよね?

 

東村山と言えば志村けんさん。

今年3月に新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさんの生まれ育った市です。

 

うちの隣の市なので、どおりで見たことのある風景。

一気に親近感が増しました。

 

物語は満開の桜の下、小さなお店どら焼き屋「どら春」に1人の老女が求人募集の張り紙を見て「時給は300円でもいいから働かせてほしい」というところから展開していきます。

 

初めは手が不自由そうだし体力的にも無理だと店長に断られますが、老女が作った粒あんを食べた店長が、その美味しさに驚き味を認め、老女(徳江)にどら焼きの「あん」を作るということで雇うことになります。

 

小豆から粒あんができるまでの工程が丁寧に描かれていました。私も一度、小豆から粒あんを作ったことがありますが、とにかく時間がかかるし面倒だったのを覚えています。

 

美味しいものを作るにはよく、「手間暇をかける」と言いますが、まさしく美味しいどら焼きの「あん」を作るのも手間暇をかけることが必要だったんです。

 

徳江の作る粒あんはすぐに評判になり、それからお店には行列ができるようになりました。

 

私はたまらず、一時停止を押して冷凍庫にあった冷凍今川焼を思い出し、レンジでチンして食べました。

 

徳江は手が少し変形して不自由でした。映画の中では「らい病」「ハンセン病」と呼ばれていました。

 

たまにニュースで見かけることはありますが、きっとご年配の方しかこの病気を知ってる人はいないでしょうね。

 

 

ハンセン病

 

抗酸菌の一種であるらい菌の皮膚のマクロファージ内寄生および末梢神経細胞内寄生によって引き起こされる感染症。

昔は人に感染すると言われ、多くの感染者が隔離をされていました。

 

症状としては手足などの末梢神経が麻痺したり、皮膚に様々な病的な変化が起こります。

 

映画のシーンに徳江他、ハンセン病患者が隔離されていた多摩全生園が出てきます。

 

私はよくこの近くを車で通っていました。すごく広い敷地で中には入ったことはないのですが、よく人から「ここは1つの大きな町なんだよ」と、聞いていました。

 

「らい菌」は感染力が弱く、非常にうつりにくい病気で、たとえ感染したとしても発病することは稀だそうです。

 

それに、現在の日本の衛生状態や医療状況、生活環境を考えると、らい菌に感染してもハンセン病になることはほとんどありませんし、感染したとしても薬で治る病気です。

 

それでも、昔はこのらい菌に感染してハンセン病になると、「恐ろしい伝染病」として患者は差別され隔離されました。

 

 

 

なんだか今のコロナ状況と少し似ていませんか・・・

 

実際のハンセン病患者は専用の隔離施設に入り、その施設から出られない状況が強いられたそうです。

 

徳江は中学生くらいの若い年齢からずっと入っていて、国から自由を認められて、やっと外の世界に出られた時にはにすでに老女になっていた。

 

樹木希林さんの演技が素晴らしくて、本当に自然で演技とは思えないんですよね。

 

徳江が最後に残した言葉

 

 

「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、ただ、それだけを望んでいた。・・・だとすれば、何かになれなくても、私達には生きる意味があるのよ。」

 

 

今日、この映画を観ようと思ったのは単なる思いつきで深い意味はなかったけど、映画を観終わると最後の徳江の言葉が心に沁みます。

 

昨年までは自由にいろいろな所に出向き、友達に会い食事をして笑い合い、ライブ会場では大きな歓声をあげることができたのに。

 

今はまるで違う。

 

自殺で亡くなる有名人が多い。

 

コロナになって、以前のように自由にできなくなったり、職を失ったり、思ってもみなかった状況が今目の前にあります。

 

それでも経済を回すために自粛ばかりもしていられないし、でもコロナには感染したくない。

 

 本当にストレスですよね・・・

 

私もコロナで生活が変わりました。セラピストは濃厚接触なのでお客様は激減。

出張と勤めていたところでも仕事がなくなり辞めることになりました。

 

それで今は、ずーっと引きこもり状態です。

 

ストレスで更年期症状が悪化したこともあり、今はこの時間を使って、たくさん勉強をして映画を観て、本を読んでブログを書いて、コロナが落ち着くのを待とうと思いました。

 

本当に早く安心して町を歩けるようになりたいです。

 

 正直、すごく焦りもあります。仕事がない=収入がない。

でも今は、自分のできることをしよう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 


樹木希林/映画『あん』インタビュー

 

 

 

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