こんにちは 更年期真っ只中
リラクゼーションセラピストの渚です。
冬本番ですね~
私はコロナで勤めを辞めてから、すっかり引きこもり生活です。
発疹(薬疹)が出て薬を止めてから3週間が経ちました。
相変わらず片頭痛からのホットフラッシュがありますが、それは漢方薬(加味逍遙散)を飲んでいた時と症状は殆ど変わりません。
健康診断の結果が届き、コロナ太りしたせいもあり、昨年までセーフだったコレステロール・中性脂肪・肝機能の数値がオーバーしてしまいました。
改めて、食事と運動を改善しないといけない。(^^;)
(私の場合は明らかに間食が多いのが原因)
そして薬を止めたので、私の一番辛い更年期の症状「ホットフラッシュ」についても、再度セルフケアを見直していきたいと思いました。
更年期に関する書籍はたくさん読んでいますが、今日はこちらの本を参考に冷えとホットフラッシュの関係、また更年期特有の症状について、実体験も交えてお話ししたいと思います。
目次
- 冷え・ホットフラッシュ
- イライラ・落ち込み・不眠
- 頭痛
- 女性ホルモン力応援食品
- 冷えから体を守ることを日常の習慣に
- 冷えを寄せ付けないことが女性ホルモン力を上げるはじめの一歩
- こんな食習慣で「冷え」を撃退
- こんな生活習慣は体をどんどん冷やしている
- まとめ
冷え・ホットフラッシュ
更年期症状といえばホットフラッシュ。
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。でも、冷えは?
この全く逆のイメージのあるふたつの症状、実は原因は同じなのです。
下半身の冷えで血液や熱が上半身に上がる
ホットフラッシュは一般には女性ホルモン不足が原因で、自律神経が乱れ、毛細血管の拡張や収縮がうまくいかないことによって起こるとされています。
その自律神経が乱れには、体の冷えが深く関係しています。下半身に筋肉の少ない女性はもともと、おへそから下に水がたまりやすく、下半身が冷えがちです。
また子宮や卵巣にも冷えがたまりやすく、加齢によって女性ホルモン力の要となる「腎」全体が冷えてしまいます。
下半身が冷えると、本来下半身にあるべき血液や熱が行き場を失い、それが上半身に上っていき、その過程で心臓や肺が押し上げられるためにホットフラッシュの症状が現れやすくなります。
つまり、ホットフラッシュと冷えはワンセットでプレ更年期を襲うものなのです。
冷え取り食材と女性ホルモンを補う栄養素で腎強化
体を温めてくれる食材、さらに女性ホルモン様物質を含む食材などを積極的に活用しましょう。下半身や腎の冷えをとり、新陳代謝を促しながら体の芯から温め、バランスを整えていくことが大切です。
体が冷えているということは、免疫力も基礎代謝量も酵素の働きも下がっているということです。生命力の高い食べ物で免疫力アップも考えましょう。
また、女性ホルモンのエストロゲンの減少は、カルシウムの吸収力を下げます。ホルモン分泌異常はビタミン不足をも引き起こしがちです。ビタミン・ミネラルを含んだバランスの良い食事で血液循環を改善しながら自律神経を整え、女性ホルモンの分泌を促していきましょう。
同時に婦人病に有効なツボ押しなどのケアも行えば効果は増大します。
イライラ・落ち込み・不眠
イライラ、うつうつなどプレ更年期の不調を東洋医学では女性特有の「血の道症」ととらえます。
特に血の巡りが悪い人は重症化しやすので注意が必要です。
血の巡りの悪化で体の不調が心にあらわれる
プレ更年期に入って現れる精神面の不調は、女性ホルモンの不足によって自律神経の働きが鈍ることが原因で起こります。自律神経の働きが鈍ると腎力が低下してか体全体のエネルギーが停滞しやすくなり、血の巡りや水分代謝、免疫システムも低下して、女性ホルモンのバランスがよりいっそう悪くなってしまうのです。
この血の巡りの悪化から起こる「血の道症」と呼ばれるプレ更年期の心身の不調は、血流の悪い人が生理不順をほおっておいた場合、特に重症化しやすくなります。心と体というのは車の車輪のようにお互い連動して働きあっているもの。
心からのサインは、体からのサインです。心が不安定になれば体のバランスも崩れ、また体のバランスが崩れれば心もより不安定になります。
肝臓の解毒力を応援し、血液をサラサラに
感情と連動している主な臓器は肝臓です。肝臓が疲れているとストレスに弱くなり、またストレスに弱い人は肝臓が弱いという傾向がみられます。肝臓は同時に解毒をつかさどる臓器です。
肝臓の解毒能力が下がれば、肝臓や血管内に毒素が蓄積し、それがホルモンバランスをはじめ体内バランスを次々と崩してしまうのです。
つまり精神面の不調は、腎力と肝臓力の低下とがあいまって起こっているもの。
大豆製品や海藻、きのこ類に含まれる食物繊維は血中のコレステロールを抑え、血液をサラサラにしてくれます。これら血液サラサラ作用の高い食べ物と、肝臓の解毒力を応援する食べ物を活用しながら、リラックス効果の高いセルフケアを取り入れ、感情のバランスがとれるように工夫しましょう。
頭痛
3人に1人いるといわれる「頭痛もち」
頭痛には、慢性的な片頭痛とプレ更年期、生理前後・生理中などに特に起こりやすくなる緊張型頭痛などがあります。
体の冷えによる頭部の血流の悪化
頭痛の原因は、体調が崩れた時の発熱や、血管の拡張、眼精疲労や肩こりなどからくるものがあります。
特にプレ更年期世代では生理前後のホルモンバランスの乱れによって、より症状が顕著に現れやすくなります。その主な原因は不適切な飲食物の摂りすぎ、つまり食べ物のアンバランスからくる「冷え」によって頭部の血流が悪くなることです。
さらに加齢によるホルモンバランスの乱れによって新陳代謝が鈍り、体内の水分過多になるため、体は余計に冷えて血流が滞ります。すると頭部にきちんと血液と酸素が送り込まれずに頭痛が引き起こされやすくなるのです。
温め食材と血流改善の食材が味方に
頭痛には、眼精疲労からくる首や肩のこり、また便秘・生理不順・疲労・冷え・さらに感情障害などを伴うことがありますが、それらはすべて食生活によって軽減できるものばかりです。
頭痛薬は体の不調を根本から治してくれないばかりか体の冷えを助長し、血流を悪くすることが多いので要注意です。
また、頭痛を改善するには、良い栄養が吸収できるように宿便のないきれいな腸に近づけることも重要です。
腸から吸収された良い食材は血液を弱アルカリ性に保ち、濃いけれどサラサラの血液になり、全身の臓器や細胞へ届きます。体を温め血液をサラサラにして血流を良くする食べ物、腸をきれいにし、体の中から血行をよくするケアなどで普段から冷えとりを意識しましょう。
女性ホルモン力応援食品
女性ホルモンサポート食品
- 山芋
- 里芋
- 小豆
- 大豆製品
腸をきれいにする発酵食品
- 納豆
- 味噌
血液サラサラサポート食品
- 鮭
- ナッツ
- 亜麻仁油・えごま油
- 海藻
腎力をサポートする黒い食品
- 黒ゴマ
- 黒酢
- 黒豆
新陳代謝をアップする食品
- 生姜
- ニンニク
- たまねぎ
- きのこ
冷えから体を守ることを日常の習慣に
たいていの女性が自覚していない「冷え」筋肉量の少ない女性はもともと男性と比べて冷えやすい体のつくりになっています。
加齢による腎力低下でプレ更年期女性のなんと約80%は「冷え性」なのです
冷えを寄せ付けないことが女性ホルモン力を上げるはじめの一歩
「冷えは万病のもと」女性の大敵です。プレ更年期以降の不定愁訴や生活習慣病、また一部の子宮筋腫や子宮内膜症、子宮ガン、そして乳ガンなどの病気は、ほとんどが冷えによるものです。
そもそも女性ホルモン力の要、「腎」は、子宮や卵巣があることから体の中でも最も冷たい部分とされています。また腎は、精神的ストレスの影響を受けやすく、有害物質などもためこみやすいところです。
加齢に伴い精神的・肉体的ストレスが腎を攻撃し、冷え傾向の強い腎をさらに冷えさせてしまうのです。
体温が1度下がると免疫力は37%、基礎代謝力は15%、酵素の働きは50%に低下するといわれています。冷えは確実にあなたの生命力を下げ、ガンのサポーターにもなるもの。
このことからわかるように冷えとりを習慣化することこそが、女性ホルモン力アップの第一歩なのです。
こんな食習慣で「冷え」を撃退
- 体を冷やす食べ物を控える
- 食べ過ぎ、早食い、ダラダラ食いをしない
- 肉や乳製品を摂取しすぎない
- 砂糖はできるだけ控える
- 菓子パン・スイーツは控える
- 化学物質・添加物を避ける
こんな生活習慣は体をどんどん冷やしている
体を冷やすのは食習慣だけではありません。
私たちの身の周りには体を冷やす物質があふれています。また、自然とかけ離れた便利な生活にも、冷えを助長するものがいっぱいです。
- 不規則な生活
- ストレスの多い生活
- 冷えすぎのクーラー
- 運動不足
- 肌の露出
- シャワーのみの習慣
- 電磁波の多い生活
まとめ
今回ご紹介した内容は一部です。そろそろ更年期に備えたいと思っている方、すでに更年期の不調に お悩みの方にも分かりやすい内容の本なので、参考にして頂けたらと思います。
結局、更年期の不定愁訴の主な原因は「冷え」からくるもの。
「冷えは万病のもと」ということになりますね。
私も若い頃からかなり冷え体質だということは自覚していたので、日常的に体を温めることは意識していました。
しかし、ストレスも多かったし、甘いものや乳製品はけっこう摂っていました。
そういった食生活も更年期障害を悪化させている原因になります。
とにかく、体を冷やさない。Twitterで中医学の先生方がたくさん養生についてツイートしてくれているので、そちらも参考にして今後さらに注意していきたいと思います。
私はとにかくホットフラッシュの症状が強いので、足の冷えを感じたら足湯をするようにしています。
足が冷えて本来、下半身にあるべき血液や熱が上半身に逆上してのぼせるのがホットフラッシュ。
上半身に上った熱を下半身に戻すようなイメージで足湯をしています。
現代人は添加物や電磁波に囲まれていますから、本当に意識して生活を変えていかないと自律神経失調症をはじめ、更年期障害・うつ病などになりやすい環境なのかもしれません。
今現在、なんらかの不調にお悩みの方は「冷えとり」「食養」を意識して取り組む必要がありそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。